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アリーナシューター

アリーナシューターは、かつて世界中で人気を博したゲームのサブジャンルでした。現在ではAAAゲームの主流からは外れつつありますが、今もなお根強いファンに支持され、その影響は多くのジャンルに広がっています。
では、アリーナシューターとはどのようなゲームなのでしょうか?その起源や代表作、そして現代における立ち位置について見ていきましょう。

アリーナシューターの定義

アリーナシューターは、1人称または3人称視点でプレイされるシューティングゲームで、主な戦闘が小~中規模のマップ(=アリーナ)内で行われます。
このジャンルの特徴としては、以下の要素が挙げられます:

  • スピーディーな移動操作
  • マップ上にある武器やアイテムのピックアップ
  • 上下移動を活かした立体的な戦闘
  • 高いプレイヤースキルが求められる設計
アリーナシューターの校正要素(例)

こうした特徴が融合し、独自のゲーム性を持つアリーナシューティングとして知られるようになりました。

アリーナシューターの起源

アリーナシューターの原型は、id Softwareによって確立されました。『Wolfenstein』『Doom』『Quake』など、FPSジャンルの進化を象徴する作品を世に送り出したことで知られる開発会社です。
これらのゲームでは、1つ1つのマップが自己完結したアリーナのような構造になっており、プレイヤーは武器と知恵を駆使して進んでいく構成でした。特に『Doom』や『Quake』のレベル構造は、マルチプレイヤー対戦にも適しており、初期のアリーナシューティング体験を提供していました。
その流れが結実したのが『Quake III Arena』や『Unreal Tournament』など、完全にアリーナシューターとして設計されたタイトルです。
こうしたゲームは、初期のeスポーツシーンでも中心的な役割を果たし、西洋における対戦型オンラインゲームの可能性を広げました。

マルチプレイの主流交代

時代が進むにつれて、アリーナシューターが築いた人気は、他のジャンルに受け継がれていきました。RTS(リアルタイムストラテジー)が台頭し、さらにMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)へと進化する中で、アリーナシューティングは徐々に競技シーンの中心から外れていきました。

とはいえ、シングルプレイやマルチプレイのアリーナシューターは、現在も多くの作品でプレイされています。
たとえば『DOOM(2016)』や『DOOM Eternal』の登場により、ジャンルの王者が復活したとも言われています。また、インディーゲーム開発者たちが、新たなアリーナシューティングの可能性を切り拓いているのも注目すべき動きです。
マルチプレイヤーという面では以前ほど注目されなくなったかもしれませんが、ジャンルとしての魅力は今も健在です。

アリーナシューターの意味とは?

アリーナシューターとは、限られた空間(アリーナ)で展開されるシューティングゲームを指します。主な特徴としては以下の通りです:
武器やアイテムのピックアップ要素

プレイヤー同士の直接対決(1対1やフリーフォーオール)

多様な武器バリエーション

チーム戦よりも個人戦に重きを置くゲームデザイン

このジャンルには、真剣勝負からユーモアのある作品まで幅広いスタイルが存在します。

アリーナシューターの未来

今後のアリーナシューターは、id Softwareのような大手ではなく、独立系開発スタジオから多く登場すると考えられています。
しかし、これは決してクオリティの低下を意味するものではありません。むしろ、現在のインディー開発チームは、かつての名作を生んだ開発陣よりも規模が大きいこともあるのです。
技術の進歩やプレイヤーの嗜好をふまえて、アリーナシューティングの世界は今後も独自の進化を遂げていくでしょう。たとえメインストリームからは外れていても、その魅力が色あせることはありません。